ワイン表示に関する規制の変更

皆さんこんにちは。早いもので本年も半年が過ぎようとしています。本日はワインの表示に関するネタをお届けします。

日頃から日本のワインを飲用している方であればご存知の方も多いかと思いますが、ワインの表示ルール(製法品質表示基準)が来年から大きく変わります。
(来年10月30日以降ラベル張り商品より適用)

国内では、純国産ブドウによる日本ワインにも増して輸入濃縮果汁や輸入バルクを用い、国内でボトリングしたワインが数多く市場に流通しています。また、現在の果実酒の表示ルールについては、法的拘束力のない自主的な基準であり、造り手の倫理に委ねた格好となっています。

このような状況を踏まえ、日本ワインの保護、振興、わかりやすさの観点から法的拘束力のある新しいワインの表示ルールが策定されます。

「日本ワインの表示」(例示)
日本ワイン
原材料名:ブドウ(日本産)
酸化防止剤(亜硫酸塩)
製造者:甲州太郎醸造株式会社
製造場所在地:山梨県甲州市塩山上於曽1085-1
内容量:750ml
アルコール分:11.5%

私どもでもこの原産地呼称ワイン制度を運用している立場にありますので、新しい表示ルールについてはその内容(中身)をきちっと理解しなくてはなりません。