今年の甲州

今年の甲州の収穫も一段落してきましたので、昨日は県内の他産地の状況を確認するため、石原と一緒にJA梨北(穂坂支所)JAこまの(小笠原支所)にお邪魔しました。梨北・こまの共に収量は平年の2割増、糖度は1~1.5度減といった状況のようです。梨北ではベーリーAも収量は多いが、色付きが悪いものが平年より多いとのことです。今年は開花期の天候がよく実つきがよく、8月の雨が多いため玉も張りがよくなり、9月の日照不足で糖度が上がらなかったのではないかと思われます。

結果的には県内どこも同じ様な状況だったのですが、調査をしないと勝沼だけの現象なのか県内全域なのか、はっきりしなかったと思います。このような各年のぶどうの状況や今後の醸造用ぶどうの指針など、県内の産地で抱えている問題は同じようなことなので、県全体で話し合い、情報を共有する場面が必要になると思います。甲州市でも県全体での話し合いの必要性を感じておりますので、今後その様な場が設けられるよう提言していきたいと思います。

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