これまでの生育ステージ

4月は曇りや雨の日が多く、低温で冬に逆戻りした日もあったことなどからブドウの萌芽も例年と比べるとやや遅れ気味となりました。しかし5月に入ると一転、初夏を思わせるような気温が高い日が続き、まとまった降雨もなかったことから乾燥した状態となりました。このため遅れ気味であったブドウの生育は一気に進み、ブドウの花も品種ごとのズレがなくなりほぼ一斉に開花。開花はブドウの果粒が成長を始める合図。農家は房づくり作業に大慌てとなりました。
降雨が少ないことによってベト病の発生もなく、ここまでは生育の前進化こそあるものの順調な生育ステージと言えるでしょう。2013年と同様な生育環境だと言う農家の方もいます。
先週入梅した関東甲信地方。雨の季節をむかえ、今後気をつけなければならないのが防除のタイミングです。散布を怠ったり、1日でも2日でも遅れたら病気が発生するケースが高まるので細心の注意を払いたいものです。

20150616