18年前の新聞記事(麻井先生のコメント)から

皆さんこんにちは。

既に梅雨明けしたかのような暑い日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私が住む勝沼ではこの時期がお盆となり、昨日我が家でも盆の迎え火をたきました。8月はブドウの出荷で農家が忙しいため7月に盆をずらしたとされています。

さて、本日はEPA、EU産ワインの輸入関税即時撤廃の話題を。18年前にも同じよう事態が起きています。

その内容はこう記されています。酒税法の改正で関税が下がり、ワインが安く輸入できるようになった。それまでは、初めての人は国産ワインから試していたので、国内のワインメーカーは消費者を確保できていた。ところが今はビギナーでも輸入ワインから飲み始める深刻な事態だ。ワインの市場はグローバルに開かれている。日本のワインとして何をもって認めてもらうのか。ワインとしての魅力を持つしかない。

麻井先生は、若い造り手を前にこうも話しています。

皆さんがこの仕事に取り組んでいくとき、一人で頑張ってもその力には限界があります。
皆さんが連帯して力を合わせいってほしい。競争する相手は日本市場を狙う海の向こうの造り手たちなんです。

輸入ワインの攻勢を受けて産地全体で取り組んでいく必要性を感じます。