皆さんこんにちは。
本日は原産地呼称制度の話題をお伝えします。
原料ブドウの出自を保証する目的により、2010年に創出した当制度も次年度で10年を数えることになります。参画ワイナリー数、エントリー数とも固定化している状況を踏まえると制度自体が大きな壁にぶつかっており、曲がり角にあると認識しています。
この制度の設計、運用に一貫してかかわってきましたが、10年一区切りということもあり、今一度このタイミングでこの制度は何のためにあるのかという当初の目標に立ち返って再考していく必要があると思っています。
今、山梨・主産地甲州市に求められる役割とは何か。それは生産実態等を掴むための数値整備であると考えています。この部分を勘案した改正案を来月8日に開かれる原産地認証委員会に諮り、制度の一部見直しを進めていきたいと考えています。