昨日の19時から東京都港区白金台にありますLa Goccia Tokyoにて「甲州市原産地呼称ワイン認証制度東京セミナー」が開催されました。
今回は「原産地呼称制度比較論・甲州市と長野県の制度を飲み解く」~相互原産地呼称が日本の制度へと発展していくために~というテーマでテイスティングディスカッションを行ないました。
昨夜の投稿でも触れましたが、パネリストとしましてシャトー・メルシャンチーフワインメーカーの安蔵光弘さん、サントリー登美の丘ワイナリー長の渡辺直樹さん、フード&ワインジャーナリストの鹿取みゆきさんをパネリストとしてお招きしました。
セミナーは以下の内容を中心に進められました。
・国産ワインの表示ルールについて
・甲州市原産地呼称ワイン認証制度、長野県原産地呼称管理制度「NAC」、地理的表示に関する表示基準「山梨」、それぞれの特徴や課題、消費者の認知度といった概観について
・ブドウ産地のテロワールに関するケーススタディについて
どのテーマにおいても非常に勉強になるディスカッションが行なわれ、参加者の皆さまにとっても大変興味深い内容だったという好評を数多くいただき、有意義なセミナーになったのではないかと思います。
ただ事務局としましては、今回のセミナーにおいてパネリストや参加者の皆さまからいただいた甲州市原産地呼称ワイン認証制度の「課題」を今一度、考察する必要があると考えております。
それは本制度の認知度の低さや、意義、またプロモーション活動などです。
今後も本制度を運営していくうえで、見過ごすことができないこれらの「課題」を、私たち自身も学ぶことができたセミナーとなりました。
消費者の皆さまからもっと応援される制度になりますよう、いただいた意見を参考にしていきます。
ありがとうございました!