本日付けの酒販ニュース日本のワイン用ぶどうの総栽培面積について掲載されていましたのでご紹介します。関東農政局が始めて全国のワイナリーに醸造用ぶどうの生産と流通の実態調査を行いました。(平成26年度)
総栽培面積は2,390haで生産量は22,541トンでした。都道府県別では山梨県が664haで7,525トン、北海道が507haで3,148トン、長野県が444haで5,786トン。北海道の方が面積が広いですが、生産量では長野県の方が多くなっています。これは1ha当たりの収量の違いが大きく、長野の主力品種コンコードは1ha当たり19トンに対して北海道の主力品種キャンベルアーリーが1ha当たり5トンという差が出ているのかと思います。
品種別には白品種では甲州が339haで4,009トン、シャルドネが162haで1,369トン、赤品種はマスカットベーリーAが278haで3,306トン、メルローが170haで1,348トン。
今回初めて醸造用ぶどうの調査がされたということですが、生食用ぶどうがメインの日本では、ぶどうとワインの距離が遠いように感じます。管轄省庁がぶどうとワインとはでは違うためだと思いますが、今後は一体となってワイン産業が円滑に進むことを願います。