皆さんこんにちは。
ブドウの生育は、病害虫の発生も無く、順調に推移し、現時点で前年と比較し8日早い様相です。
さて、一昨日ジェトロ山梨主催の日欧EPAセミナーに参加してきましたので、一部要旨をお伝えします。
●衛生的基準
日本の場合、SO2の添加量は、スティルワインは350ppm以内と定められていますが、
EU仕様の場合は、色さらに残糖値によって数値が定められます。
さらに、同一産品の捕糖・捕酸を同時に行うことはNGとなるなど幾つか規制が設けられています。
EPAが発効されると海外の安価なワインがさらに多く流通し、日本ワインは国際・価格競争にさらされることは必至です。
市場のなかで、日本のワインが顧客に選ばれるためには、日本ワインの存在価値を高めていくことが重要になります。
存在価値とは何か。それは造っている人の「顔」と「畑」が見えることであると考えます。
個というよりもワイン産地としての統一した取り組みを強化していくことがカギとなりそうです。