甲州種ブドウ成熟度調査(8月28日)

早いもので先週開始した甲州種ブドウ成熟度調査も2回目の調査となりました。

この調査では計5地点の圃場に足を運びますので、毎週各地点の生育をはっきりと感じることができます。たとえば同じ圃場でも日がよく当たっている房は着色が進んでおり、一方でそうでない房はまだ青いなど、場所によってそれぞれです。

そういった違いを視覚的に捉えつつ、今回は糖度、酒石酸、pHがどのような数値を記録するのか、先週からの推移はどうなるのか。そんなことを考えながら1時間ほどで5地点をまわり、各20粒を収穫します。

さて、今回の調査結果ですが、全体的に糖度はしっかりと上昇し、それに伴って酒石酸が下降、pHは上昇するというこの時期らしい順当な結果となりました。

今回に関しては先週比での酒石酸の下降幅が、勝沼地区より塩山地区のほうが小さいという特徴がありました。この傾向は一時的なものなのか、あるいは地区による特徴なのか、今後の調査を通して検証していきたいと思います。

調査結果につきましては下記(甲州市HP)にて公開しております。http://www.city.koshu.yamanashi.jp/sangyou/oshirase/detail/%E7%94%B2%E5%B7%9E%E7%A8%AE%E3%83%96%E3%83%89%E3%82%A6%E6%88%90%E7%86%9F%E5%BA%A6%E8%AA%BF%E6%9F%BB