皆さんこんにちは。
山梨の主力品種である甲州ブドウはどのようなルートでワイナリーに供給されているのかを本日は紹介したいと思います。
甲州ブドウは「生食」「醸造」の兼用種として位置づけられていますが、量的には後者が大多数を占めており、直近5カ年で見る山梨県全体の取引量は3,500t前後で推移をし、うち甲州市産ブドウが占める割合はその約40%にあたる1,300tとなっています。
取引形態については、ワイナリーが生産農家と直接行う取引(俗にいう契約栽培)とJAを経由する取引(俗にいう系統取引)とに大別されます。
甲州市の場合は前者の割合が6割を占め、数値的に見ると契約栽培への移行が進んでいることがわかります。
では、契約栽培のメリットは何でしょうか。第一は行き先が確保されるなどの安定性、その次に生産者の顔と畑が見えること等があげられます。
また、JAを経由する取引のメリットとは第一にJAが間に入ることによる安心・安全性が担保される、その次に一定程度の量が確保できること等があげられます。
(写真は、糖度検査の様子です。)