「アルゴン」ガスとは?

おはようございます。

今日は、現在話題になっているアルゴン(ガス)について紹介します。

 

酒販ニュース(第1992号)で、日本でもワイン醸造過程でアルゴン(ガス)を使える見通しという記事が掲載されました。

アルゴンは、窒素、酸素に次ぎ大気中に3番目に多く存在する気体ですが、その比率はわずかに約0.93%程度しかありません。アルゴンはレアー(稀)なガスの意味である希ガスの一種に数えられます。アルゴンは、語源であるギリシャ語の「怠惰な」「なまけもの」の意味にあるように、他の物質と反応しない不活性な物性を持っています。臭いもありません。

 

海外では、これらの特性を活かしごく少量で食品を酸化から守る酸化防止剤として広く使われています。日本では、食品に対しては使用することができませんでした。

日本ではワイン醸造過程でアルゴンの代わりに、窒素や炭酸ガス(ドライアイス)を使っています。アルゴンが使えるようになることで、ワイン醸造がより効率的になるとのことです。

 

ただ、ガス業者が食品用にアルゴンを整備するのには時間がかかるとのことなので、実用はもう少し先になりそうです。