山梨県果樹試験場が「甲州」の推奨系統を指定しました。

こんにちは。
今日は日本農業新聞の記事をご紹介します。

2006年度から山梨県果樹試験場は、山梨県ワイン酒造組合と県内で栽培されている「甲州」の5系統の特性を調査してきました。
そしてこの度、その中から以下の3系統を推奨系統に指定し普及することを決めました。

・「KW01」かんきつ系の香りが特徴。ワインにするとフレッシュな味でかんきつとエステル系の甘い香りがする。
・「KW02」収穫量が多い。ワインにすると香りがややおとなしいがかんきつとエステル系の甘い香りがする。甘味と酸のバランスが良い。
・「KW05」収穫量は少ないが糖度が高く、成熟が早い。ワインは濃い味が特徴の濃縮タイプ。フェノール系成分やさまざまな味わいを生む成分を多く含んでいる。

いずれも、官能テストで高い評価を受けました。
山梨県は県内向けに今秋から苗を供給する予定とのことです。
ワインとして皆様のお手元にお届けするには、まだまだ時間がかかりますが、県をあげてより品質の高いワイン作りに取り組んでいます。
今後も、ご愛飲いただければ幸いです。