国内製造ワインの概況(平成28年度調査分 )

国税庁が発表した「国内製造ワインの概況・平成28年度調査分」によると、平成28年度の日本ワイン生産量は193万箱(720ml×12本換算)でした。これは国内製造ワインの19.4%に該当するそうです。

その「日本ワイン」生産量を都道府県別にみてみると、山梨県が5,510kl(33%)、長野県が3,720kl(22%)、北海道が2,495kl(15%)、山形県が1,200kl(7%)となっています。

さらにワイン原料用国産生ブドウ生産量というデータも発表されており、たとえば山梨県では白ワイン用品種では「甲州」、次いで「デラウェア」、「シャルドネ」となっており、赤ワイン用品種では「マスカット・ベーリーA」、次いで「メルロ」、「巨峰」と続きます。(実際の生産量をみると「甲州」と「マスカット・ベーリーA」が大多数を占めています。)

ちなみに醸造用ブドウとして甲州市で最も生産が盛んな「甲州」は、日本全体のワイン用品種でみると最多の16.1%を占めているそうです。また「マスカット・ベーリーA」が14.2%で続きます。

ご紹介したこれらのデータはごく一部ですが、大変興味深く、日本全体はもちろん、それぞれの都道府県別の特徴もみることができます。

国税庁のHPよりどなたでも閲覧することが可能ですので、ぜひ一度ご覧いただければと思います。