山梨におけるシラーの可能性

皆さんこんにちは。

本日は世界的に栽培が広がっているシラーの話題を。
仏コート・デュ・ローヌ地方北部を原産とする赤ワイン用ブドウ品種シラー。温暖な気候にも適応しやすいことから山梨の気候風土に比較的合っているのでは?との見方もあり、山梨の新たな顔となりうる可能性を秘めていると考えられています。

既に幾つかのワイナリーで商品化されていますが、全体的には栽培・醸造・飲用経験が不足している印象は否めず、総体的な評価はまだこれからといったところでしょうか。

最近の研究で日本のシラーは「ロタンドン」という胡椒様の香気成分の含有量が高いことが解明されるなど世界的に見ても人気品種として位置付けられています。
ロタンドンの含量が高ければ良いということではなく、あくまでバランスが大事であることは言うまでもありませんが、山梨の風土に適した欧州系赤ワインを目指す意味からも今後ここ山梨でも栽培が広がっていくのではないでしょうか。