今後の制度の管理体制について

皆さんこんにちは。シャトー・メルシャンに週3日出向中の石原です。先週、今週と市営ぶどうの丘で販売するワインの品質審査会を実施した関係で、本日は1日久々にデスクワークをしています。本日の標題について、長文になりますが情報をお届けします。
さて、現在の山梨県ワイン酒造組合の会長は同社顧問の斉藤氏。出向中、昼食を取る際はいつも斉藤氏の横に座り、氏からいろんな事を教えていただいています。
先般、県ワイン酒造組合が中心となって進めている地理的表示制度「山梨」の今後の審査体制についてこんな話をしました。
現在、同制度の審査にあたる者は、同業者が中心となっていますが、今後は第三者の視点も組み入れた組織体制を模索していくとのことでした。
その一方で、私どもが進めている原産地呼称制度の審査については、農家、ワイナリー、酒販店等各層の代表からなる方々にお願いをし、多面的視点から制度運用を進めています。
今後、県以下の産地強調表示がより重要度を増し、市町村レベルでの地理的表示登録に向けた動きが起きてくることでしょう。そうなると制度を管理する側の体制がしっかりしてなくてはなりません。主観的には県、関係市町村がひとつのチームとして管理体制を組織化し、制度運用を進めていくことが、県全体のなかの産地の位置付けという方向に繋がっていくのではと考えています。

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