日本シンポジウム②

昨日に引き続き3月8日のワインシンポジウムのお話です。まとめる力が乏しいため2回になり申し訳ありません。

本日は座談会についてです。モデレーターとして酒類総合研究所の後藤奈美氏、パネリストは大橋MW、齋藤氏(山梨県ワイン酒造組合会長)曽我氏(ドメーヌタカヒコ)塚原氏(長野県ワイン協会理事長)小畑氏(都農ワイン)酒井氏(酒井ワイナリー)辰巳琢郎氏7名でした。栽培・人材育成・原料・ブランド価値の向上・地域ブランドなどをテーマに日本各地の状況や大橋さん、辰巳さんの見てきた状況など様々の意見がでました。北海道から宮崎と気候条件がかなり違う産地では栽培品種や栽培方法、農地の面積など条件が違う中でも最高のワインを造るための努力が様々ありましたが、どの産地にも共通してくるので、原料ブドウの問題でした。農家の高齢化より生産者が減少していく中で、農地の集積化の問題や新規就農者対策など甲州市と同じ問題を抱えていました。

最後に石井もと子氏による日本ワインの産地紹介として、北海道と長野の紹介がありました。近年、新規ワイナリーが続々と開設され、原料ブドウの生産も着実に増えており、勢いがあります。甲州市としても負けずに盛り上げていかなければと危機感を感じました。産地間で切磋琢磨して向上していければと思いますが、それ以上に日本のワイン産地が一丸となり、海外の輸入ワインに対してシェアを奪っていくことが重要なのかとも思いました。

その後日本中のワイナリー70社の展示・試飲が行われました。会場の熱気が日本ワインの勢いを物語っていましたが、もっと多くの方にワインの楽しさを伝えられたらとも思います。以上が日本ワインシンポジウムの報告と感想でした。(私の情報は不正確な部分があると思います。近日中に国税庁のHPで内容が掲載されるそうなので^_^;))

IMG_20160308_163647