ワインの原料を生産するブドウ園ですが、甲州市では農家の平均所有面積は0.5ha(5,000㎡)と言われています。この面積で生計をたてるためには単価の高い生食用ブドウを生産している農家さんが多いです。甲州を含め醸造用ブドウの栽培面積は減少傾向が続いているため、減少に歯止めをかけ、ワイナリーに安定供給できる環境つくりがワイン産地を形成していく上で非常に重要な問題となっています。
その点海外国土の広い国はスケールが違います。2015年7月現在、世界で最も広大なブドウ園を所有しているのがチリのConcha y Toro(コンチャ・イ・トロ)だそうです。その所有面積は10,670ha(106,700,000㎡)です!パリと同程度の面積です。(パリに行ったことはないですが…)チリに9,133ha、アルゼンチンに1,154ha、アメリカにも463haあるそうです。どのくらいの人が管理に携わっているのかすら想像できません。ワイン大国チリの想像を超える実情でした(^_^;)
※ちなみに甲州市全体の農地(放棄地等も含めて)の面積は約2,200haです。