甲州種ブドウの「全量契約栽培化」についての今後の展開

「全量契約栽培化」の意味を相互認識する意味から、過日、生産者、JA、ワイナリーの各代表からなる会議を開催しました。
基本的には、既存の取引を継承していくこと。そして単年スポット取引などブドウの行き先が不安定な部分については、安定性と継続性ある取引へと導いていくことなどが確認されました。
また、今後のJAフルーツ山梨勝沼ブロックを介するブドウについては、全量ワイナリーが買い取ることを確約する旨の覚書を締結する必要があるとの意見が上げられています。
この部分については、短期的、中長期的に分けて進めていく必要があると考えています。大切なのは今回の宣言を契機に、既存の取引方法を踏襲すれば良いという認識ではなく農家とワイナリー双方の関係を見つめ直し、生産者と畑の顔が見える形態へとシフトしていくことではないでしょうか。

DSC_0172