5月12日の日本農業新聞に掲載された記事についてです。
国内のワイン出荷量が近年増え続け、2013年は36万㌔㍑と10年前の1.5倍に増えたそうです。しかし、出荷量全体に占める国産ワインの割合は約30%しかなく、国産ブドウから製造された「日本ワイン」は国産ワインの約24%しかないそうです。これは国内の出荷量の約7%になります。思っていた以上に少ないですよね。
ただ、日本ワインの品質も高まり、国は今後10年で1.8倍になると予想しているそうです。先月のさいたまのシンポジウム等行政の縦割りを超えて日本ワインを振興する姿勢もアピールしています。記事には当制度のことも載っています。が、今後の日本ワイン発展、甲州市のワインの発展には原料ブドウの確保が必須になってきます。甲州市では原料ブドウの生産が減少傾向にあり、今後10年でさらに減少していくことが予想されます。
私はワイン振興に関わりを持ってまだ1月ちょっとですが、ここまで原料ブドウの状況がヤバいとは思いませんでした。特に甲州種についてはこのままでは確実に足りなくなると素人ながら危機感を感じております。
地理的表示の問題もあり、市内で生産された原料ブドウの確保が重大な課題になっております。