日本ワインの定義付けへ

6月12日の日本農業新聞の記事です。

国税庁が国産のブドウのみが原料の「日本ワイン」を定義付けする方針を示したそうです。これは国産ブドウだけで造ったワインを区別化することで、消費者に「日本ワイン」を選びやすくすることと、ブランドとして産地の保護を目的としています。また、独自の表示ルールも作り、ひとつの産地で収穫されたブドウを85%以上使用すれば表品ラベルに産地名の表示ができるそうです。さらに、一括表示欄(裏ラベル)の整備も義務付けし、製造者やアルコール分に加え、「日本ワインであること」「原材料名とその原産地」の表示を求めるそうです。

地理的表示や原産地の表示などブドウの産地を明確にしていく動きが活発化してきており、今後消費者もより一層ブドウの素性にこだわってワインを選ばれるのかと思いますので、当制度もしっかりと審査を行い、よりよい制度になっていくよう努力していきたいと思います。

20150619